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潰瘍性大腸炎の活動期中の食事について

活動期中の食事について気をつけるべきこと

潰瘍性大腸炎の原因として、腸内細菌の異常による腸内環境の悪化や自己免疫の異常、偏った食生活などの関与が考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。

また、潰瘍性大腸炎は寛解・再燃を繰り返します。そのため、再熱期(活動期)は体内で炎症を起こしている状態でもあるため、摂取するものにも細かく気を配る必要があります。

ですが、制限し過ぎることによってストレスを感じてしまい、腸へ悪影響を与えてしまう可能性もあるため、精神的な安定・体調を確認しつつ食事をとりましょう。

ここでは特に活動期中の食事について気をつけるべきポイントと食材についてご紹介していきます。

食事

まず、潰瘍性大腸炎は活動期と寛解期が繰り返される病気です。

寛解期や軽症の場合 暴飲暴食を避け、ストレスを感じない程度を維持することで、食事制限を厳しくしなくても構いません。
活動期中の場合 日常活動に必要なエネルギーを確保しつつタンパク質を中心に、食物繊維、動物性脂肪を避けた食事をとり、腸への負担・刺激が少ない食事(低残渣食・低脂肪食)を心がけることが必要です。
状態が悪化してる場合 治療には、絶食をし点滴などで栄養補給をする場合もあります。

 

低残渣食(ていざんさしょく)とは?

低残渣食とは、食物中の繊維成分を抑え、消化管に負担をかけないように調理された食事のことをいいます。

胃腸にもっとも負担をかける食物繊維を制限し、負担をかけやすい脂肪の多い物・刺激の強い物・極端に冷たい物などを控えます。

低残渣食で基本となる食材とは?

<主食> お粥、柔らかめに炊いた白米、雑炊
<麺類> うどん、そうめん
<肉・魚> 白身魚全般、タラ、キス、タイ、アジ、豚ヒレ肉、鶏ササミ肉、鶏ムネ肉などの脂身の少ない部分
<野菜> 繊維の少ない青菜の葉先やブロッコリーの花の部分などやわらかい部分。ニンジンであれば、火の通ったものは消化が良くなります。ミキサーなどで繊維を断ち切るなど、調理法に工夫をすることで食べられる食材が増えてきます。
<デザート> バナナ、桃、リンゴなど、水溶性食物繊維の果物がオススメです。また、ヨーグルトは乳酸菌もたくさん含まれており、この乳酸菌が乳糖を分解し腸内環境を整えてくれます。しかし、人によっては悪化させてしまう可能性もあるため、活動期中のヨーグルトは念のため控えた方がいいでしょう。

 

腸に残りやすい・食物繊維の多い食材には注意

食物繊維の中でも水に溶けないものを不溶性食物繊維といい、潰瘍性大腸炎の食事で避けるべきものは、この「不溶性食物繊維」です。そのため、果物類の水溶性食物繊維は積極的に摂取した方が良いと言われています。

主に以下の食材は、腸に負担をかける不溶性食物繊維なので注意しましょう
きのこ類・ごぼう・セロリ・レンコン・こんにゃく・とうもろこし・もやし・にら・大豆・小豆・枝豆・海藻類・ドライフルーツなど

食事・食材について注意点をご紹介してきましたが、症状は人によって様々です。

症状悪化が強いという理由で、食事制限を行うことでストレスを抱えても逆効果です。 体と相談しつつ少しずついろいろな食材を試し、自分に合う食材の種類量を知っていくようにしましょう。