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クローン病の決定的な原因とは?

原因が不明の難病「クローン病」

腸以外の消化器官すべての範囲で炎症と潰瘍ができる病気で、特定疾患に指定された難病の一つです。しかし、日本では認知度が低い疾患でもあります。

このクローン病において、決定的な原因はあるのでしょうか。現在、世界中の研究者から様々な説があがっていますが、いまだはっきりと証明されたものはありません。

しかしこれまで、クローン病のきっかけとなる根本的な原因として下記のようなものがあげられています。

  1. 遺伝的な要因という説
  2. 細菌や麻疹ウイルスによる感染という説
  3. 糖質や脂肪など、食事内容との因果関係という説
  4. 腸管の微小な血管の血流障害という説
  5. 喫煙が危険因子だという説
  6. 非ステロイド性抗炎症薬や経口避妊薬が増悪因子になるという説

これらの説にいまだ断定されたものはありませんが、むしろどれか一つに断定するのではなく、すべてがクローン病の起因となる可能性があると考えるべきなのかもしれません。

中でも、食文化の欧米化と免疫機能の異常はクローン病発症において非常に関係が深いと思われます。

要因がきっかけとなり、「腸粘膜の免疫系の調節機構に反応異常がおきる」免疫機能の異常は、潰瘍性大腸炎と同じく、有害とされる細菌を排除する免疫機能が、本来必要なものまで排除しようとして炎症が起こってしまいます。

そのため、クローン病を改善させるための近道として、その崩れた自己免疫システムを正常化することが一番のポイントになります。 まずは以下の項目を実行できるように心がけましょう。

  1. 食生活の改善
  2. 崩れた免疫機能のバランスを整える

免疫機能を改善すると本来の免疫力を取り戻すことになるため、食事の幅も広がります。食事の制限が少なくなると日常的にストレスを感じる部分も少なくなるため、結果として症状改善・コントロールに繋がっていきます。

まずは自分に合った食生活を見つけ、乱れた免疫機能のバランスを正常化することから始めていきましょう。

クローン病の主な症状

主な症状として、腸の炎症による腹痛、下痢が代表的です。また、腸狭窄が引き起こされている場合も痛みを伴います。 その他に、体重減少、発熱、肛門の病気(痔核、裂肛、痔ろうなど)がみられます。

病気の起こり始めでは軽い痛みが一時的に起こる程度ですが、消化管以外の合併症として胆石や尿路結石による腹痛が生じることもあります。

小腸にも潰瘍ができるため、消化・吸収が悪くなり下痢を起こし、ときには血液の混ざった粘血便もみられます。 夜間にも下痢を起こすなら、悪化している可能性があるので注意が必要です。

◆クローン病の進行症状

食事をするごとの下腹部痛、水様性の下痢、病変部の炎症により38度以上の発熱、栄養障害などから体重の減少、貧血の症状などがあげられます。

クローン病の検査・診断

クローン病の主な検査方法として、血液検査(CRP/αグロブリン/血小板数(PLT) /血清淡白/アルブミン/総コレストロールなど)、便検査、大腸造影検査、注腸X線検査、小腸X線検査、内視鏡検査、ダブルバルーン内視鏡検査などがあります。

その中でも、大腸内視鏡検査は同様に組織学的検査も行えるため、重宝されています。なおこの検査には数日から1週間の入院が必要となります。

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