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免疫抑制剤の注意点や副作用

自己免疫疾患の治療において、ステロイドと併用して異常な免疫反応を抑える、免疫抑制剤が使用されます。

しかし、さまざまな抗原に対する免疫応答を一度に抑えてしまうため、免疫系のバランスが変化し、感染症など他の病気にかかりやすくなるリスクも伴います。

自己免疫疾患においての免疫治療とは

免疫抑制剤とは

免疫が過剰に反応しているため、免疫の働きを抑える免疫抑制剤がタクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)になります。

タクロリムスは免疫に関わる血液中のT細胞の作用を抑制する働きがあり、これによって免疫が関わる炎症反応を鎮めます。 タクロリムスは遺伝子レベルでT細胞が作られる過程を阻害すると考えられています。

感染症の予防について

免疫抑制剤を飲むことで、細菌やウイルスに対する抵抗力が落ち、感染症にかかりやすくなります。予防のためにも以下の内容を心がけましょう。

      ・うがい、手洗いを頻回に
      ・季節や気温の変化によって、こまめに体温調整を
      ・人混みはなるべく避け、必要に応じてマスクを装着
      ・ペットの飼育はなるべく避ける
      ・飲酒や喫煙は避ける

免疫抑制剤のほとんどは腸で吸収されますので、薬の量をうまく調整する必要があり、長期間多量に服用する場合には発がんリスクを注意する必要があります。

また、ステロイド同様効果が大きいだけに副作用も心配されるため、必ず主治医の指示通りに服用しましょう。

◆ 免疫抑制剤の副作用について

・腎障害・手指のふるえ・心毒性(不整脈や胸痛)・糖尿病・消化器症状(嘔吐や下痢)・高尿酸血症 など。

妊娠中・出産後の注意点

近年では胎児への影響が少ない免疫抑制剤が開発され、妊娠・出産が増えてはいますが、一部の免疫抑制剤を妊娠中に使うと胎児に奇形が生じる恐れもあります。

念のため、妊娠可能と判断出来るならば、その時は免疫抑制剤を一時期やめ、体から成分を抜くために、一定期間置くことをオススメします。

生活習慣や食生活が大事

不摂生な生活やバランスの悪い食事は、ホルモンバランスを乱れさせ、自己免疫疾患を招く要因でもあり、一度乱れた免疫バランスは簡単に正常化するとは難しいでしょう。

そのため、医療機関での治療はもちろん日々の生活習慣と食生活の見直しも行うようにしましょう。

特に、免疫システムを調整・正常化できる成分を摂取することで、治療期間は短くなるかもしれません。